保険診療
痛み外来
今ある痛みを少しでも軽く、今日から笑顔でいるために!
はるみクリニックは「痛み」を専門にする「ペインクリニック」です。痛みには、体の危険信号としての役割もありますが、痛みがあると私たちの日常は大きく制限されてしまいます。急性の痛み、慢性の痛み、発作的な痛みなど、痛みの種類や原因はさまざまですが、皆様からの訴えに耳を傾け、ペインクリニックとしてそれぞれの痛みに適した治療を選択していきます。
「痛みの悪循環」にはまっていませんか?
痛みを放置していて慢性化しその慢性痛がストレスとなり、さらに痛みが引き続くことを「痛みの悪循環」と言います。慢性痛はこのような悪循環を断ち切れないとなかなか改善しません。
ペインクリニックではこのような慢性痛の悪循環を断ち切るための治療を行い、本来の回復力や治癒力を取り戻すお手伝いをするのが最大の目的です。
当院で扱う主な慢性痛には、腰痛や関節痛以外にも、腱鞘炎の痛みや頭痛、帯状疱疹による神経痛などのほか、原因がわからない慢性の痛みに対しても、ペインクリニックとして対応しています。
■神経ブロックとは?
神経ブロックとは当院で行っている治療方法の一種です。注射により痛みを感じている神経を一時的に抑えます。神経ブロックは主に「星状神経節ブロック」、「硬膜外ブロック」になります。神経ブロックをすることで、痛みを感じている部分の血流を改善させます。血流が良くなると患部に十分な酸素が届き、また患部に滞っている痛み物質が洗い流されます。すると患部では組織の治癒力が回復するため、一時的な鎮痛でもその後に治りやすくなります。
そのほかに、後頭神経ブロック、肩甲上神経ブロック、正中神経ブロック、腓骨神経ブロック、三叉神経枝ブロック、その他、痛みの部位と適応を見極めてブロック治療も行っています。
■トリガーポイント注射
トリガーポイント注射は、痛みを引き起こしている部位(トリガーポイント)を狙って行う注射です。痛みの強さにもよりますが、直後より痛みが和らぐ方も多くいらっしゃいます。
■星状神経節ブロック(せいじょうしんけいせつブロック)
星状神経節ブロックは痛みを和らげると同時に、血管を拡張させることを目的として行います。そのため血流が改善しさまざまな効果が期待できます。ブロック注射は、星状神経節(せいじょうしんけいせつ)を狙って行います。星状神経節は頭頸部や上胸部に分布する交感神経の根元なので、星状神経節ブロックにより、これらの部位の血管拡張と血流改善により組織の回復が促させます。
また星状神経節ブロックは脳の視床下部(自律神経や免疫の調節部位)の血流も良くなるため、自律神経のバランスや免疫機能なども改善します。
■硬膜外ブロック
硬膜外ブロックは脊髄を覆っている膜(硬膜)の外側に局所麻酔薬を注入して、一時的に神経をブロックする方法です。主に、知覚神経(痛みなどを感じる神経)と交感神経(血管を収縮したり、腸の動きを鈍くする神経)がブロックされます。硬膜外ブロックは主に体幹~腰や足の痛みに対して行っています。