痛みがあるときに鎮痛剤を飲むことはよくあると思います。
ただ、鎮痛剤はあくまで「痛み」を取るだけで、病気そのものを治すわけではありません。
時折患者さんから「痛みを取るだけの薬はいらない」といわれることもあります。
しかし、痛みが続くと、私たちの本来持っている「自己治癒力」が妨げられ、1週間で治るはずのものも、2週間、3週間となかなか治らなくなってしまい、場合によっては慢性痛になることもあります。
「痛み止め」は確かに「痛み」しかとってくれませんが、それが、私たちが回復するための一つの条件でもあるのです。
ただ、お薬には必ず副作用があるので、自己判断での鎮痛剤の乱用には気を付けましょう。