大河ドラマで主人公の蔦十の仕事に「貸本屋」があります。
当時は娯楽が少なく、本を読むことが一つの楽しみでもあり、
今のようにミステリーやサスペンス、ロマンス物などもありましたが、
それらに紛れて艶っぽい本や成人指定のものなどもあり、庶民にとっての貸本屋は重宝されていました。
そして、貸本屋の本は「地本問屋」から仕入れます。
ドラマでは蔦十との仲が良くありませんが、
庶民が地本問屋から本を買う時は長編小説になると1万円以上はかかってしまいます。
なので貸本屋から本を借りる方が安く本を楽しめました。
今でいえば、レンタルビデオを借りる感覚でしょうか?
そして、庶民の情報はこうした貸本屋に影響されている部分も多く、文化を広げる一役を買っていたようです。
江戸の話⑦









