おふくろの味

皆さんのおふくろの味は?

 「おふくろの味」若い方なら「ママの味」でしょうか? 「ミルキーの味」、ではなくて、皆さんそれぞれ、お母さんの作ってくれた手作り料理を思い浮かべると思います。そして、この「おふくろの味」は、古くからの日本食の伝統のように思っていませんか? 
 実は私も「日本の古き良き伝統」の一つと思っていました。ところが、先日ある雑誌を読んで、そうでないことに気が付きました。
 そもそも、「家庭料理」という概念は、明治時代以降の近代社会において、民法による家父長制や子供への教育などを通して「家庭」というものが築きあげられた中で生まれたようです。昭和戦前までは裕福な家庭でなくても女中さんがいて、彼女たちが食事や子供の世話を行ったりしていたそうです。 しかし、日本の高度成長期を通して、「お父さんが外で仕事をして、お母さんが食事と子供の世話をする」というスタイルになってきたのです。 
 この「家庭」のスタイルの変化の中で「家庭料理」が生まれ「おふくろの味」と言われるようになったのかもしれません。そしてこの「おふくろの味」こそ、故郷やそこで待っている母親に対する私たちの郷愁の思いが込められているような気がしました。

 皆さんにとってのおふくろの味はどんな手料理でしょうか? 
素朴だけど、心温まるお料理、そしてお母さんの笑顔でしょうね。

 ただ、最近は共働きの家庭も多く、お母さんが手料理を振る舞う機会も少なくなっているかもしれません。いつの時代になっても、「おふくろの味」が続くといいですね!

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