はるみクリニックでは、背中や腰にかけて生じる痛みについて、整形外科外来・痛み外来・漢方外来を考慮した体制で診察・治療を行っています。
以下では、腰痛や腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、腰椎の骨折や打撲、難治性疼痛などの症状をご紹介しています。
該当する症状がある方や、原因不明の痛みに悩まされている方は、お気軽にご相談ください。
腰の痛み
腰痛
重い物を持ち上げたときや、長時間同じ姿勢を続けたあとに、腰の筋肉や関節に負担がかかって生じる痛みです。
多くは数日から数週間で軽快しますが、繰り返すうちに慢性化し、日常のちょっとした動作でも痛みが出るようになることがあります。
主な症状
✔ 前かがみになると腰に痛みが響く
✔ 長時間座ると腰が張って重い
神経が関わる腰の病気
腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)
背骨の中を通る神経の通り道が加齢とともに狭くなり、下肢の神経が圧迫されることで症状が現れる病気です。
歩いていると足がしびれて歩きにくくなり、少し前かがみで休むとまた歩けるようになる、間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼ばれる状態が特徴です。
主な症状
✔ 歩くと足がしびれて歩けなくなる
✔ 前かがみで休むとまた歩ける
腰椎椎間板ヘルニア
背骨のクッションである椎間板の中身が飛び出し、近くを通る神経を圧迫することで痛みやしびれが生じる病気です。
重い物を持ち上げた直後やくしゃみをした瞬間に腰へ強い痛みが走り、片側の足にかけて症状が広がることが多く見られます。
主な症状
✔ くしゃみで腰に鋭い痛みが走る
✔ 片足だけしびれや痛みが広がる
坐骨神経痛
腰から足先まで伸びる坐骨神経が刺激を受け、お尻から太もも、ふくらはぎにかけて痛みやしびれが生じる状態です。
腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など背景にある原因によって症状の出方が異なり、座っているだけでも痛みが強まることがあります。
主な症状
✔ お尻から足にかけて電気が走る
✔ 座っていると足の痛みが強まる
腰のけが
骨折・打撲・捻挫(腰椎の圧迫骨折)
転倒などの衝撃や、骨がもろくなった状態でのわずかな負荷によって、腰の骨がつぶれるように損傷するけがです。
起き上がる、体を起こすといった動作で腰に強い痛みが走り、寝返りだけでも痛みで動けなくなることがあります。
主な症状
✔ 起き上がるときに腰が激しく痛む
✔ 寝返りをするだけで腰が痛む
治りにくい腰の痛み
難治性疼痛(腰部)
難治性疼痛は、神経自体が損傷や刺激を受け続けることで、通常の痛み止めが効きにくい状態を指します。
腰の手術を受けたあとに痛みだけが残る、いわゆる術後の痛みが典型例で、しびれや焼けるような感覚を伴うことがあります。
主な症状
✔ 手術のあとも痛みだけが残る
✔ 焼けるような痛みが長く続く
背中・腰の痛みの主な相談先
| 症状 | 主な相談先 |
|---|---|
| 腰痛 | 整形外科/痛み外来 |
| 腰部脊柱管狭窄症 | 整形外科/痛み外来 |
| 腰椎椎間板ヘルニア | 整形外科/痛み外来 |
| 坐骨神経痛 | 痛み外来 |
| 骨折・打撲・捻挫(腰椎の圧迫骨折) | 整形外科 |
| 難治性疼痛(腰部) | 痛み外来 |
整形外科外来の役割
腰やお尻、下肢の痛みは、骨そのものに問題があるのか、神経の通り道が狭くなっているのかによって治療の進め方が変わります。
整形外科外来では、レントゲンで骨の変形やずれを、MRIで椎間板や神経の圧迫の状態を確認し、狭窄症・ヘルニア・骨折のどれに該当するかを判断します。
圧迫骨折であれば、コルセットで背骨を支えながら骨がつながるのを待ち、保存療法で神経症状の改善が乏しい場合には、手術に対応する医療機関と連携して次の対応を検討する流れです。
痛み外来の役割
筋肉の緊張やこわばり、神経の圧迫・炎症など、痛みの原因に直接働きかける治療を行うことが、痛み外来の特徴です。
坐骨神経痛やヘルニアによる下肢の痛みには、まず筋肉内の硬く緊張した部分を確認し、筋肉の過緊張や痛みの悪循環を和らげるトリガーポイント注射を検討します。
必要に応じて、圧迫や炎症がある神経の根元に薬剤を届ける神経根ブロックも組み合わせる形です。
漢方外来の役割
東洋医学では、慢性的な腰の痛みを「腎(じん)」の働きの衰えや、冷えによる気血の巡りの停滞として捉え、体力や体質に応じた処方を組み立てます。
加齢に伴う腰の重だるさには、腰から下肢を温め、巡りを整える生薬を用いることで症状の緩和を図ります。
整形外科や痛み外来での治療と組み合わせることで、再発しにくい体づくりを目指す位置づけです。
足のしびれを伴う腰の痛みを見過ごさないために
腰の痛みに足のしびれが加わると、ただの筋肉疲労とは違う変化が体の中で起こっている可能性があります。
しびれは「神経が圧迫されているサインかもしれない」と捉えておきましょう。放置しておくと、歩ける距離が徐々に短くなったり、足に力が入りにくくなったりすることがあります。
排尿や排便の感覚が鈍くなるといった症状が出てきた場合は、速やかに専門医療機関を受診することが望ましいです。
腰やお尻、足にかけての違和感が続いている方は、一度当院までご相談ください。