はるみクリニックでは、年齢や生活環境、渡航予定などに応じた予防接種をご案内しています。
接種の可否や適した時期は健康状態・接種歴によって異なるため、診察時に確認のうえご相談ください。
当院の予防接種メニュー
肺炎球菌ワクチン/帯状疱疹ワクチン/インフルエンザワクチン/麻疹/風疹/MRワクチン/おたふくかぜ/水ぼうそう/破傷風/A型肝炎/B型肝炎/日本脳炎(東南アジア地域)/狂犬病(狂犬病発生地域)など
当院では、予防接種法に基づく定期接種および、薬機法上承認されたワクチンによる任意接種を各ワクチンの添付文書・接種要領等に基づいて実施します。
※取り扱いの有無、接種回数、費用、予約方法はワクチンによって異なります。
予防接種の料金
| メニュー | 料金(税込) |
|---|---|
| 肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス) | 8,580円(5年ごとの追加注射となります) |
| 肺炎球菌ワクチン(プレベナー20) | 13,000円 |
| 水痘ワクチン(水ぼうそう、帯状疱疹) | 7,590円 |
| 帯状疱疹ワクチン(シングリックス) | 22,000円 /1回(2か月以上の間隔をあけて2回接種) |
| その他のワクチン | 要問い合わせ |
※前払いのみ対応で、ご予約制となります。
※他の予防接種をご希望の方や料金を確認されたい方は、お電話にてお問い合わせください。
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌は、肺炎・菌血症・髄膜炎などを引き起こすことがある細菌です。
特に高齢の方や、心臓・腎臓・呼吸器の病気、免疫機能の低下につながる病気がある方では重症化のリスクが高まります。
高齢者の肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による重症な肺炎などの予防を目的として行われます。
主な対象者
- 65歳の方
- 60〜64歳の方で、心臓・腎臓・呼吸器の機能に障害があり、日常生活が極度に制限される場合
- 60〜64歳の方で、HIVによる免疫機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な場合
定期接種の可否や予診票の発行、自己負担額および過去の肺炎球菌ワクチン接種歴の取扱いは、住所地の自治体および医師にご確認ください。
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスが体内で再び活性化して起こる病気です。
皮膚の痛みを伴う発疹のほか、発症後も痛みが続くことがあります。
帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹の発症や帯状疱疹後神経痛の予防を目的として行われます。
主な対象者
- 年度内に65歳になる方
- 60〜64歳の方で、HIVによる免疫機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な場合
- 2025年度〜2029年度までの経過措置として、年度内に70・75・80・85・90・95・100歳になる方
上記は定期接種の主な対象です。
当院では、組換えワクチン(シングリックス)を取り扱っています。接種回数・接種間隔・接種の可否は、年齢・接種歴・健康状態等を確認のうえご案内します。
インフルエンザワクチン
インフルエンザは、発熱・せき・のどの痛み・全身のだるさなどを起こす感染症です。
高齢の方や乳幼児、基礎疾患がある方などでは、肺炎などを併発して重症化することがあります。
発病や重症化の予防を目的として、例年の流行前にワクチンの接種を検討します。
主な対象者
- 生後6か月以上の方
- 65歳以上の方
- 60〜64歳の方で、心臓・腎臓・呼吸器の機能に障害があり、日常生活が極度に制限される場合
- 60〜64歳の方で、HIVによる免疫機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な場合
65歳以上の方と一定の障害がある60〜64歳の方は、定期接種の対象です。それ以外の方は、任意接種として接種を検討します。
麻疹ワクチン
麻疹は、発熱・せき・鼻水・結膜充血・発疹などを起こす感染症で、肺炎や脳炎を合併することがあり、重症化する場合があります。
麻疹ワクチンは、麻疹の発症と感染拡大の予防を目的として行われます。麻疹・風疹を同時に予防するMRワクチンを使用する場合があります。
主な対象者
- 生後12か月〜24か月未満の方(定期接種の第1期)
- 小学校入学前の1年間にある、5歳以上7歳未満の方(定期接種の第2期)
- 麻疹の罹患歴がなく、2回の接種を受けていない、または接種歴が不明な方
海外渡航を予定している方は、母子健康手帳や接種記録等で麻疹・風疹の罹患歴および接種歴を確認し、必要に応じて接種を検討します。
風疹ワクチン
風疹は、発熱・発疹・リンパ節の腫れなどを起こす感染症です。妊娠初期に感染すると、胎児に影響を及ぼすことがあるため、妊娠前からの予防が大切です。
風疹ワクチンは、風疹の発症と感染拡大の予防を目的として行われ、麻疹・風疹を同時に予防するMRワクチンを使用する場合があります。
主な対象者
- 生後12か月〜24か月未満の方(定期接種の第1期)
- 小学校入学前の1年間にある、5歳以上7歳未満の方(定期接種の第2期)
- 風疹の罹患歴がなく、2回の接種を受けていない、または接種歴が不明な方
- 妊娠を希望する女性や、妊婦と同居する家族(妊娠中は接種できません)
妊娠を希望する方は、接種前に妊娠していないことを確認し、接種後は一定期間の避妊が必要です。詳しくは医師にご相談ください。
MRワクチン
MRワクチンは、麻疹と風疹を同時に予防するワクチンです。
麻疹は肺炎や脳炎を、風疹は妊娠初期の感染による胎児への影響を起こすことがあります。
主な対象者
- 生後12か月〜24か月未満の方(定期接種の第1期)
- 小学校入学前の1年間にある、5歳以上7歳未満の方(定期接種の第2期)
- 麻疹または風疹の罹患歴がなく、2回の接種を受けていない、または接種歴が不明な方
- 海外渡航を予定している方
妊娠中の方は接種できないため、事前に妊娠の可能性や接種歴を確認する必要があります。
おたふくかぜワクチン
おたふくかぜは、耳の下やあごの下にある唾液腺が腫れ、発熱や痛みを伴うことがある感染症で、髄膜炎、難聴、精巣炎、卵巣炎などを合併することがあります。
おたふくかぜワクチンは、おたふくかぜの発症や合併症の予防を目的として行われます。
主な対象者
- 生後12か月以上で、おたふくかぜにかかったことがない方
- おたふくかぜワクチンを接種していない、または接種歴が不明な方
- 保育・教育・医療の現場などで子どもと接する機会がある方
おたふくかぜワクチンは、現時点では定期接種ではありません。接種回数や時期は、年齢や接種歴に応じて医師とご相談ください。
水ぼうそうワクチン
水ぼうそうは、水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症で、発熱と水疱を伴う発疹がみられます。
成人がかかると重症化することがあり、肺炎などを合併する場合があるため、発症や重症化予防の観点でワクチンが行われます。
主な対象者
- 生後12か月〜36か月未満の方(定期接種の対象)
- 水ぼうそうにかかったことがなく、接種歴がない、または接種歴が不明な方
- 水ぼうそうへの免疫がない医療従事者、または妊娠を予定している女性(妊娠中は接種できません)
水ぼうそうの罹患歴やワクチン接種歴が不明な場合は、母子健康手帳などで確認のうえ、医師にご相談ください。
破傷風ワクチン
破傷風は、土の中などに存在する破傷風菌が傷口から体内に入ることで起こる感染症です。
筋肉のけいれんや呼吸障害を起こすことがあり、迅速な医療対応が必要になる場合があります。
主な対象者
- 破傷風を含むワクチンの接種歴が不明な方
- 破傷風の追加接種時期を迎えた方
- 海外で野外活動、農作業、建設作業、冒険旅行など、けがをする可能性がある活動を予定している方
外傷後の接種の必要性は、傷の状態とこれまでの接種歴によって異なります。けがをした場合は、早めに医療機関へご相談ください。
A型肝炎ワクチン
A型肝炎は、ウイルスに汚染された飲食物などを介して感染し、発熱・だるさ・吐き気・黄疸などを起こすことがある感染症です。
衛生環境が整っていない地域では、感染リスクが高まることがあるため、発症予防のためにワクチンを検討します。
主な対象者
- 衛生環境に不安のある地域へ渡航する方
- 海外で長期滞在・留学・赴任を予定している方
- 汚染された飲食物や水を介した感染リスクが高い地域で活動する方
渡航先や滞在期間、現地での活動内容に応じて、接種の必要性を判断します。
B型肝炎ワクチン
B型肝炎は、B型肝炎ウイルスが血液や体液を介して感染し、急性肝炎や慢性肝炎を起こすことがある感染症です。
医療行為・けが・性行為・血液または体液への接触などが感染経路となります。
主な対象者
- 2016年4月1日以降に生まれた0歳児で、1歳に至るまでの方(定期接種の対象)
- 医療従事者など、血液や体液に接する可能性がある方
- 海外で医療機関を受診する可能性がある方、または血液・体液に接触する可能性がある方
標準的には、生後2か月・3か月・7〜8か月に計3回接種します。
接種歴がない方や接種歴が不明な方は、年齢や健康状態、感染リスクに応じて接種を検討します。
日本脳炎ワクチン
日本脳炎は主に蚊によって媒介されるウイルス感染症で、多くは症状が出ません。
まれに脳炎を発症すると、意識障害やけいれんなどの重い症状を起こすことがあります。
主な対象者
- 生後6か月〜7歳6か月未満の方(標準的な接種開始年齢は3歳)
- 9〜13歳未満の方(定期接種の第2期)
- 日本脳炎の流行地域(アジア・西太平洋地域など)へ、長期滞在または頻回渡航を予定している方
- 流行地域の農村部・郊外に滞在し、屋外活動や夜間活動を行う方
渡航者の接種の必要性は、渡航先や渡航期間、季節、活動内容、宿泊環境、蚊への曝露機会などを踏まえて個別に判断します。
短期間の都市部滞在では接種の優先度が低い場合がありますが、渡航内容に応じて医師にご相談ください。
狂犬病ワクチン
狂犬病は、感染した犬やコウモリなどの哺乳類にかまれたり、傷口や粘膜をなめられたりすることで感染することがある病気です。
発症すると重篤な経過をたどるため、動物に接触した場合は速やかな医療機関への相談が必要です。
狂犬病ワクチンは狂犬病の発症予防を目的とし、渡航前または動物との接触後に行われます。
主な対象者
- 狂犬病が発生している地域へ渡航する方
- 犬・コウモリなどの哺乳類と接触する可能性がある方
- 医療機関へのアクセスが限られる地域へ滞在する方
渡航前に狂犬病ワクチンを接種した方でも、動物にかまれた、引っかかれた、または唾液が傷口・目・口などの粘膜に付着した場合は、直ちに石けんと流水で十分に洗浄し、現地の医療機関で速やかに曝露後予防について相談してください。
帰国後も必要に応じて医療機関を受診してください。
予防接種を受けるにあたっての注意事項
接種前に健康状態と接種歴を確認します
接種当日は、発熱や体調不良がないかをご確認ください。
明らかな発熱(通常37.5℃以上)がある方や、重い急性疾患にかかっている方は、原則として接種を見合わせます。最終的な接種可否は、診察により医師が判断します。
これまでの予防接種で強いアレルギー反応が出た方、薬・食品・ワクチン成分によるアレルギーがある方、持病の治療中の方は必ず事前にお申し出ください。
母子健康手帳や接種記録をお持ちの方はご持参ください。
妊娠中に受けられないワクチンがあります
接種できるワクチンや接種時期は、妊娠週数や健康状態、治療内容、感染リスクおよびワクチンの種類によって異なります。
妊娠中の方は、麻疹・風疹・MR・おたふくかぜ・水痘などの生ワクチンを接種できません。不活化ワクチンおよび組換えワクチンについても、妊娠中の接種可否は一律ではないため、医師が個別に判断します。
妊娠を希望する方や妊娠の可能性がある方は、接種前に医師へご相談ください。
また、生ワクチンを接種した後は、原則として2か月程度、妊娠を避ける必要があります。
接種後は体調の変化に注意しましょう
ワクチンの接種部位には、赤み・腫れ・痛み、発熱、だるさなどがみられることがあります。
息苦しさ、全身のじんましん、強い発熱、けいれんなど、気になる症状が現れた場合は、医療機関の受診が必要です。
ワクチン接種後は、急なアレルギー反応や血管迷走神経反射による失神などに備え、原則として院内で30分程度お待ちいただくようお願いしております。
過去に採血や注射で気分が悪くなったり、失神したりしたことがある方は、事前にお申し出ください。