はるみクリニックでは、膝に生じる痛みについて、整形外科外来と痛み外来を中心に対応しています。
以下では、変形性膝関節症をはじめとする関節痛、膝の骨折や打撲、捻挫、スポーツ障害、難治性疼痛などの症状を紹介しています。
原因に応じた早めの対応が歩行機能を守ることにつながるため、気になる症状があれば、遠慮なくご相談ください。
加齢による膝の痛み
関節痛(変形性膝関節症)
変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が加齢に伴ってすり減り、骨同士がぶつかり合うことで痛みや炎症が生じる病気です。
立ち上がりや歩き始めに痛みが出やすく、進行すると正座や階段の上り下りが難しくなることもあります。
主な症状
✔ 歩き始めに膝がズキッと痛む
✔ 階段の上り下りで膝がこわばる
▶関節痛(変形性膝関節症)の症状や具体的な治療法を詳しく見る
膝のけが
骨折・打撲・捻挫
転倒やスポーツ中の接触などによって、膝の骨や靱帯、半月板が損傷する外傷です。
患部の腫れや熱感に加え、体重をかけると膝が抜けるような不安定感を覚えることもあります。
主な症状
✔ 膝が腫れて熱を持っている
✔ 体重をかけると膝がぐらつく
スポーツ障害
ジャンプや着地といった動作を繰り返すことで、膝のお皿の下にある腱や周囲の組織に負担が蓄積し、炎症が生じる状態です。
成長期には膝下の骨が引っ張られて痛みが出やすく、運動を続けるうちに徐々に症状が強まっていきます。
主な症状
✔ ジャンプの着地で膝の下が痛む
✔ 運動を続けると痛みが強まる
冷え・むくみを伴う膝の痛み
冷え性・むくみ
冷え性・むくみは、血流や水分バランスの乱れなどにより、膝まわりの重だるさや動かしにくさを感じる状態です。
冷える時期や天候の変化で痛みが強くなる、夕方に脚がむくんで膝が重く感じるといった症状がみられることがあります。
主な症状
✔ 冷えると膝の痛みやこわばりが強くなる
✔ 夕方になると脚がむくみ、膝まわりが重だるい
治りにくい膝の痛み
難治性疼痛(膝)
難治性疼痛は、神経自体が損傷や刺激を受け続けることで、通常の痛み止めが効きにくい状態を指します。
人工関節などの手術を受けたあとに、患部の熱感やこわばりとともに痛みだけが長く残るケースが知られています。
主な症状
✔ 手術のあとも痛みが引かない
✔ 膝の熱感やこわばりが続く
膝の痛みの主な相談先
| 症状 | 主な相談先 |
|---|---|
| 関節痛(変形性膝関節症) | 整形外科外来 |
| 骨折・打撲・捻挫 | 整形外科外来 |
| スポーツ障害 | 整形外科外来 |
| 冷え性・むくみ | 漢方外来 |
| 難治性疼痛(膝) | 痛み外来 |
整形外科外来の役割
整形外科では、問診と診察に加え、レントゲンで骨の状態や関節の変形を確認し、必要に応じてMRIなどで半月板・靱帯・軟骨の状態を詳しく調べます。
膝の痛みが関節の変化によるものか、けがや使いすぎによるものかを判断したうえで、治療方針を決定する流れです。
治療では、症状に応じて内服薬や外用薬の処方、関節注射、装具の活用、リハビリテーションなどを組み合わせます。
保存療法で改善が難しく、手術を検討する場合は適切な医療機関と連携して対応します。
痛み外来の役割
痛み外来では、痛みが続く期間や痛む場所、動作との関係を確認し、膝の痛みが日常生活へ与えている影響を踏まえて治療を考えます。
膝関節の痛みと判断した場合は、関節内注射やリハビリ治療を検討します。
一方、筋肉の緊張や圧痛が目立つ場合は、痛む部位に薬剤を注入するトリガーポイント注射、神経の刺激が関わる痛みには、神経の周囲に薬剤を作用させる神経ブロックを行い、痛みの伝達を抑える治療を検討します。
漢方外来の役割
漢方外来では、膝の痛みに加え、冷え、むくみ、疲れやすさ、睡眠の状態などを確認し、身体全体のバランスを踏まえて治療を考えます。
冷えや天候、疲労により痛みが変わりやすい方には、体質や症状に合わせた漢方薬を用いることがあります。
整形外科で関節や骨の状態を確認したうえで、痛み外来での治療とも組み合わせながら、日常生活を送りやすい状態を目指します。
痛みだけでなく、体調面も含めて相談したい場合の選択肢となります。
膝の痛みと正しく向き合い、歩行機能を守る
膝の痛みは、年齢や運動不足によるものと考えて我慢されがちですが、関節の変化やけがが原因となっていることがあります。
痛みを避けて動かない期間が長くなると、膝を支える筋力が低下し、歩くことがさらに負担になることもあるため、放置にはくれぐれも注意してください。
腫れが続く、膝が伸びにくい・曲げにくい、体重をかけられない、痛みで眠れないといった症状がある場合は、お早めに当院までご相談ください。